発達障害とは、生まれつき脳の発達が通常の違うため、集団生活に馴染めないなどの困難が生じる状態のことを言いますが、発達障害の治療の一貫として運動を取り入れる方法があるのはご存知ですか?
中でもトランポリンは発達障害の改善に効果があるらしく、実際に医者が発達障害を持つ子供にトランポリンを勧めることもあるようです。
そこで今回の記事では「発達障害にトランポリンは効果があるのか」についてまとめてみました。
目次
トランポリンは発達障害に良い?
ツイッターで検索すると、実際に発達障害の子供にトランポリンをやらせている親御さんは結構いるようです。
ウチも、発達障害気味なんです。グレーゾーンです。この頃は、落ち着いてきましたが…トランポリンが良いと、木村順先生におススメいただいたので、毎日ぴょんぴょんしています。ウチは、子供のお友達が遊びに来るのは、大歓迎です。公園もないし、行くところもないから。どうぞ〜って思ってますよ🤗
— 脳梗塞 ママ (@mibamiba0815) 2018年2月22日
あと、発達障害のあるお子さんに多い特徴として、「疲れるとアクセルよりブレーキが先にヘタる」というのがあってね。疲れてる子はみなソファとかでゆっくりするかというとそうでなくて、逆に変なテンションで走り回る子も多い。そういう子にはトランポリンとかバランスボールとか使う。
— 松本太一@アナログゲーム療育 (@gameryouiku) 2018年5月29日
承服せずにイライラしたままトランポリンしだした息子氏。
トランポリン買って正解だった。
イライラしたら運動する
これが一番。
でも共同作業マナーやスキルは、今後学校で増えていくアクティブラーニングの核。会社での基本姿勢であり発達障害系が挫折する一番の理由と思う。— Casasagi (@Casasagi2107) 2018年8月1日
お医者さんからトランポリンを勧められたり、実際にトランポリンを跳ばせることで、イライラが改善したという報告もいくつか見られました。
こうやって見ると、トランポリンが発達障害の改善に活用されていることがよくわかります。
トランポリンが発達障害に良い理由
トランポリンを跳ぶことが脳の発達に良い
トランポリンはただ単純に跳びはねるだけなので、一見簡単な運動に思えますが、不安定なトランポリンの上を跳びはねるには、手足を上手に使ってタイミング良く跳びはねる必要があります。
この不安定な状態で身体を上手く使い、跳びはねるという行為が、脳の発達に非常に良いとされています。
発達障害や自閉症の子供はバランス感覚や固有感覚が悪い傾向があり、身体を動かすのが苦手だったりします。
トランポリンはバランス感覚や固有感覚を養うのに効果的な運動のため、発達障害児にも有効とされています。
筋肉の発達にも良い
トランポリンを跳ぶことは、下半身の筋肉や体幹の筋肉を鍛えるのにも有効です。
トランポリンは5分跳ぶだけで、ジョギング1kmと同じ消費カロリーがあるほど運動効果が高い運動です。
筋力が弱い子供は、身体を上手く使えないことが多いので、筋肉を鍛えることで姿勢を良くしたり、柔軟性の向上など様々な効果が期待できます。
特に運動が苦手な子は筋力が弱い傾向があるため、手軽に始められるトランポリンはおすすめです。
ドーパミンやノルアドレナリンを増やす
注意欠陥多動性障害(ADHD)の子供はじっとしているのが苦手なので、運動を取り入れてストレス発散させてあげるのも有効な手段です。
ADHDの方は脳のドーパミンとノルアドレナリンが不足していることがわかっています。
運動にはドーパミンとノルアドレナリンを増やす効果があるため、トランポリンを跳ぶことはADHDの改善にもつながります。
達成感が得られる
運動を行うことは達成感を得る効果もあります。
子供は今までできなかったことができると、達成感を味わうことができるので、「自己肯定感」を高めることができます。
自分に自信が持てるようになると、社会性が身に付き学校で馴染めないといった問題を解決するのにもつながります。
楽しく取り組める
やはり子供に運動をさせるには、楽しみながら運動させることが大切です。
楽しくないのに無理やり運動をやらせても、長続きしませんし、ストレスが溜まって余計じっとしていられなくなったりする可能性もあります。
トランポリンはその場でピョンピョン跳びながら楽しく運動ができる点も、発達障害の子供に勧められる理由の1つです。
もし、お子さんがトランポリンに興味を示してくれない場合は、音楽を流しながらやるのもおすすめです。
音楽はお子さんの好きな音楽なら何でも良いです。
音楽を流しながらトランポリンを跳ぶことで、より脳も刺激されるので、ぜひ試してみてください。
トランポリンのメリット
目が届く範囲で運動をさせられる
家庭用トランポリンを買えば、自宅でトランポリンができるので、親の目が届く範囲で運動をさせることができます。
外で運動をさせるのも良いですが、発達障害の子供はじっとしているのが苦手なので、事故に巻き込まれる可能性を考えると安全な室内で運動ができるのは安心感があります。
価格が手頃で始めやすい
家庭用トランポリンは安いものだと4000円ほどで購入することができます。
これぐらいの金額であれば、手軽に始めることができるので、助かります。
手すり付きのトランポリンがおすすめ
家庭用のトランポリンは直径が100cmぐらいの物が一般的ですが、発達障害のお子さんにトランポリンをさせるなら手すり付きのトランポリンがおすすめです。
手すり付きだとトランポリンを跳ぶのに慣れていない子供でも手すりを持ちながら跳びはねることができるので、安全面でも安心です。
手すり付きトランポリンの中で特におすすめは、「BESTOYARDの補助手すり付きトランポリン」です。
直径120cmと子供には十分な大きさのため、踏み外して怪我をしてしまうリスクも軽減できますし、耐荷重150kgとかなり頑丈なつくりとなっています。
さらに静音設計のため、マンションやアパートでも安心して使えるのが魅力です。
価格は家庭用トランポリンとしては若干高めですが、安全を考えると丈夫なつくりの物を選ぶのが安心です。
まとめ
今回の記事では「発達障害にトランポリンは効果があるのか」について紹介しました。
発達障害の子供と向き合うのは色々と難しい面もありますが、運動を通して社会性を育んだり、達成感を味わうなど運動には様々なメリットがあります。
運動が苦手だったり、じっとしていられない子供がいる方は、トランポリンをやらしてみるのも良いかもしれません。