デッドリフトは、スクワット、ベンチプレスとともに、BIG3と呼ばれるほど、重要なトレーニングです。
デッドリフトは上級者ともなれば、200kgを超える重量を上げることもあるため、どうしても握力が先にもたなくなってしまうことがあります。
背中の筋肉よりも握力が先に力尽きてしまうことで、思うようにトレーニングできないと悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回の記事では「デッドリフトで握力がもたないときの対策法」について紹介していきます。
目次
握力が持たなくて悩んでいる人は多い
デッドリフトで握力が持たなくて、背中を十分に鍛えられないと悩んでいる方は意外と多くいます。
背中を鍛えようにも握力が先に力尽きてしまっては、満足のいくトレーニングをすることはできません。
デッドリフトで握力が持たないときの対策法
ストラップを使用する
デッドリフトで握力が持たないときは、リストストラップやパワーグリップといった保持力を高めてくれるアイテムを使用するのが効果的です。
ただ、リストストラップとパワーグリップにはそれぞれ長所と短所があります。
リストストラップ
リストストラップとは、手首とバーベルを巻きつけることで、保持力を高めてくれる商品です。
高重量でもしっかりとホールドできます。
巻き方には少しコツがいりますが、慣れてしまえば、簡単に巻き付けることができます。
パワーグリップ
パワーグリップはリストストラップに比べ装着が用意なので、セット間に装着をする手間を省くことができます。
ただ、パワーグリップはマジックテープを使用しているため、200kgを超える高重量だとマジックテープが破れてしまうリスクもあります。
ですから高重量でやる際は、リストストラップの方が安心です。
価格はリストストラップの方が安い
リストストラップとパワーグリップは色々なメーカーから販売されていますが、ゴールドジムの物が一番おすすめです。
オルタネイトグリップで握る
オルタネイトグリップとは片方の手を順手で握り,もう片方の手を逆手で握る持ち方のことを言います。
オルタネイトグリップにするメリットは、シャフトが回転するのを防ぐことで、グリップを緩みにくくする効果があることです。
特に握力が弱い人は、ダブルオーバーハンドグリップだとシャフトが回転してしまい、グリップがゆるみやすいため、オルタネイトグリップが有効です。
液体チョークを使う
液体チョークはスポーツクライミングの選手などが使用している、滑り止めのアイテムです。
粉チョークとは違い、粉が周りに付いたりして汚れることがないので、スポーツジムでも使用することができます。
使い方は液体を数滴、手のひらに垂らして手に馴染ませるだけなので、とっても簡単です。
液体チョークは特に手汗をかきやすい人におすすめの商品です。
手汗をかくとしっかりとバーベルを握ることができないため、グリップ力が弱まってしまいます。
液体チョークは速乾性も高く、すぐ手に馴染むため、手汗でグリップが滑るという方は一度試す価値はあると思います。
一番最初にやる
デッドリフトで握力が持たない場合は、トレーニングの一番最初にデッドリフトを行うのがおすすめです。
デッドリフトの前に握力を使うトレーニングをしてしまうと、握力が疲労した状態でデッドリフトをすることになり、効率良く背中を鍛えことができません。
デッドリフトを一番最初にやれば、握力も万全の状態で臨むことができるので、効果的に背中を鍛えることができます。
握力を強化する
デッドリフトで握力が先に力尽きてしまう人は単純に握力が弱い場合があります。
握力を強化することで、グリップ力を高め、背中の筋肉を効率的に鍛えることができます。
ハンドグリップ
握力強化の代表的なトレーニング方法といえば、ハンドグリップを使用したトレーニングです。
ハンドグリップは持ち運びもしやすく、いつどこでも握力を鍛えることができます。
ハンドグリップの選び方についてですが、自分のMAXの握力の80%ぐらいの負荷を選ぶのがおすすめです。
80%ほどの負荷で、連続して10回程度グリップできる物を選んでおけば、効率よく握力を鍛えることができます。
プレートピンチ
プレートピンチとは2枚のプレートを重ね合わせ、指だけでプレートを10秒~20秒間キープするトレーニングです。
このトレーニングはプレートがあれば、できるので、手軽に握力を鍛えるのに適しています。
目安として、10kg~20kgの重さで、10秒~20秒を3セットやると良いでしょう。
指立て伏せ
指立て伏せはトレーニング器具を使わずに、握力を鍛えることができるトレーニングです。
指立て伏せは腕立て伏せと同じ姿勢で、手のひらは地面に付けづずに、5本の指だけで身体を支えます。
指を立てた状態で腕立て伏せと同じ要領で、腕の曲げ伸ばしを繰り返します。
回数は5回~10回を3セット繰り返すようにしましょう。
まとめ
今回は「デッドリフトで握力がもたないときの対策法」について紹介しました。
背中の筋肉の前に握力が先に尽きてしまうと、効率良く背中を鍛えることができないので、今回紹介した記事を参考にすれば、握力で悩むこともなくなると思います。